本年度の卒園お茶会を、２７日に保護者の方々をお招きして開かせて頂きました。前日は雨模様でしたが、当日はお天気も良く、寒くもなく心地よいお茶会日和でした。

先ずは橋口宗幸先生によるお点前で、
薄茶を一服点てていただき、
そのお薄を理事長先生がみほとけ様に献茶してから始まりました。
橋口先生のお点前を静かに拝見させて頂く子ども達の姿は
茶道のことは何も知らずにお点前を拝見させて頂く姿とは違い、
桐組さん自身が今までお稽古してきたからこそ
橋口先生のお点前を興味深く、かつ真剣に拝見させて頂く姿でした。
その後、桐組さん２班に分かれ、
盆点前によるお点前で薄茶を点て、保護者に差し上げました。
一年間といっても回数的にはわずかなお稽古ではありましたが、
礼に始まり礼に終わる作法はお見事で、
茶筅さばきも軽やかに堂々たるお点前でした。
卒園を前に、我が子の成長ぶりに涙する保護者の姿も見られました。

本園では茶道を通して、仏さまの心、そして日本人の心を
学んでいますが、
一年間のお稽古を通して、子ども達それぞれが
その大切な心を学んだことと思います。
一年間、ご指導いただきました橋口先生、
そして当日、お手伝いいただきました伊豆本先生、
誠にありがとうございました。